Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

依存は良い。ただし、依存先を増やそう。

依存関係だらけの世の中

依存はなるべくしたくないものである。依存してしまうと、それなしには生きていけなくなるかもしれないからだ。わかりやすいものでいうとアルコール依存だとか薬物依存だとかフィジカルなものもあれば、ビジネスでいうとある大口顧客からしか仕事をとっていない状況だったり、様々なシーンで依存関係は起こりうる。

だが、何者にも依存しない、というのは全くもって現実的ではない。私はストレスが溜まれば酒を呑んだりゲームをして発散するし、顧客だってリスクヘッジはしているけど、今取引している顧客が離れればもちろん大変だ。

依存はせざるを得ないが、依存先を増やす

だから、依存すること自体は許容するしかないし認めざるをえないことだろう。そのかわり、依存先を増やしてしまえばいい。アルコール依存症の人も、ストレスの発散先がなかったり他にやることがないから飲み過ぎる、ということもあるだろう。依存症、となってからは遅いかもしれないが、その前に、やることが多かったり多趣味なら、飲み過ぎたりはしないだろう。仕事でも、決してひとつに依存してはいけない。一顧客から全ての仕事を受注するのではなく、複数の取引先から受注をもらえるようにすれば、たとえ一社とうまくいかなくなっても、なんとかなるだろう。

ひとつに依存することの危うさ

なるべくひとつに依存することはやめたほうが良い。例えばスキルもなにも磨いておらず、今の会社でしか生き残るしかないような働き方。その会社で働けなくなったら終わり、という状況なのでなんとしてもしがみつこうとする。そこにセクハラ・パワハラモラハラを受けても、問題を起こして目立つといけないので泣き寝入りするしかない。仕事でもうまくいかない。なぜなら、失敗ができないから。なるべく発言しない、意見しない、提案もしない、失敗をしないような仕事運びしかできなくなり、パッとしない社員となってしまい、ゆくゆくは窓際社員にもなりかねない。 男女仲についても同じことがいえる。今まで交際経験がない人は、ちょっと気になる人がでてくると、もうこの人しかいない、という風に考えてしまう。そうするとその人と喋るのも緊張するし、同じ空間にいるだけで一挙一動を気にしてしまう。これでは好きになってもらうのも難しい。その人とお付き合いしたいけど、ダメだったら仕方ない、他に良い人に出会うだろう、くらいの気持ちで平静に接することができれば、いずれ彼氏・彼女も見つかるはずだ。交際経験がなくてもマインド自体は改めることができる。ダメでもともと、というやつである。

いろんな事に依存してのびのびと納得して気持よく過ごそう

このように、ひとつに依存・固執してしまうと、失敗ができなくなるので硬くなり、縮こまってしまうのだ。 逆に、依存先を増やすと「これがなくなってもいいや」と思えるようになり、余裕がでる。その余裕が大事だ。余裕なく生活するのは疲れてしまうし、余裕がないと冷静に物事を考えれなくなる。なるべく依存先をひとつに集中させてしまわないよう、日頃の生活や仕事を改善していくことで、のびのびして楽しい人生を送れるようになるだろう。そして、それこそが自立なのだ。

本当の”顧客目線”

顧客目線云々の話はよくきくし、大事なことだと思うが、通常はうまく顧客目線に立てないと思う。顧客目線とは、顧客の視点にたって、顧客が本当に欲しているものを提案したり、顧客が困らないように配慮したりと、顧客の気持ちになってどうやれば顧客に利益をもたらすかを考える、ということだと思うが、顧客じゃないのに顧客目線、というのも難しい話だ。下手すれば、無理な値下げ対応など、顧客目線どころか顧客都合で色々振り回されることにもなりかねない。

本当に顧客目線にたつには、実際に顧客側にならないといけない。一番理想的なのは本当に顧客の会社に就職してしまうことかもしれない。まぁ、そんなことは実際には無理なので、なにがいいたいかというと、顧客とベンダという風に一線を引くのではなくて、顧客もベンダも関係なく同じチームである、とお互い認識することだ。顧客には、対等な関係であるということを認めてもらうよう心がける。ベンダ側も、下請け根性でなにもかもいいなりになるのではなくて、言うべきことはきちんと言うことを心がける。そんなの無理だという人もいるだろうし、実際、ベンダ側をただの下請けとみなしてぞんざいに扱う顧客もいる。だが、そんな顧客からは仕事を請けなければいい話で、むしろ、同じチームとして働いてくれることを喜ぶ顧客はたくさんいる。利口な顧客ならわかる。実際に同じチームとして率直な意見をきくことができれば、提供しているサービスや作ろうとしているものが良くなるのは間違いない。それに、線を引くベンダというのは無駄に仕事をつくってお金を引っ張ろうとする。そういう駆け引きにも巻き込まれずに済むようになる。

ベンダ側としては顧客からなるべくお金を引っ張りたい気持ちがあるのはわかる。ただ、その結果損をさせてその会社の事業がうまくいかなかったら仕事すらもらえなくなる。結局、顧客側がうまくいかなければ立ちゆかなくなるということを理解しさえすれば、チームの一員として本当の意味で顧客の事業が成功するよう導くべきなのは、当然のことだと言える。一緒に働くからには同じチームとして働く。そうすれば顧客を成功に導きやすいし、それがうまくいけば継続して仕事ももらえる。そしてなにより、働きやすいというのも大きなメリットだ。同じチームということは、別け隔てなく意見を言えるということ。これはいらないよね、あれはやっぱり必要だよねということを都度話し合って納得して仕事できるというのは至極楽しいことだと思う。さらに、顧客の役に立てている実感がもてるようになれば自然とモチベーションも高まる。仕事がツラい、とかいってるひとは一人きりで孤独に働いているのかもしれない。社内社外限らず、一緒にプロジェクトを進めるメンバーとは同じチームとして働ければ、いやでも顧客目線になるし楽しく働けますよ。

借金は果たして悪か

ググれば色んな意見が出るであろう問いだが。借金(ローン)は悪ではない。私も昔は借金はよくないことだと思っていたが、借金は「期限の利益」を生む。期限の利益とは、「期限の到来するまで間があることで当事者が受ける利益」のことをいう。期限があるということは、利益なのだ。

期限 - Wikipedia

大きな買い物をするとき、100万円を現金で支払えるとしても、分割支払いすることには意味がある。今すぐ100万円まるまる支払わなくて言い分、リスクヘッジがとれるからだ。今月は問題なくても、来月はたまたま出費がかさむかもしれない、そうなったときに本来支払うべきだった100万円からいくらか補填できるのだ。このように、借金には利益がある。だからこそ、貸す側はその利益の対価として利息を求めるのである。

だから、その期限の利益と比較して、金利が安ければ借金は問題ない。例えば、車のローン。新車を買うときに10%のローンはものすごく高くなってしまうが、これが、1~3%だと安いといえる。現金一括で払えることができたとしても、ローンする価値はあるといえよう。その他、数十万の家電であれば金利ゼロ、というものもあるため、期限の利益をまるまる享受することができる。使わない手はない。(審査の手間などのオーバーヘッドを無視するならば)注意することといえば、住宅ローンなど長い目線でみえば通貨価値の増減で、損する可能性もある、ということだろうか。

とにかく、借金やローンというのは悪いものでは決してないので、毛嫌いせず有効的に使うべきだと思う。

脳のブレーキを壊す

以前書いたエントリと似たようなことだが。 murabito-rx.hatenablog.com

人は皆、何かしら常識というものをもっていて、逸脱しないようにしている。だが、その常識というのは、周りから押し付けられたものではなく、あくまで脳が作り上げた妄想であり、自分の人生への言い訳なのである。なにか新しいことをやろうとするにはパワーがいるし疲れる。それをしないために自分の脳が作り上げた自分の中の常識を言い訳に、なにもしない。

問題は、それを無意識にしてしまっていることだ。そうしたくてそうしてる人にとっては問題ないが、自分は変わりたい、もっとよりよく生きたい、と思っている人でも脳が常識という縛りをつける。スポーツ選手にも似たようなことがあるらしく、脳のブレーキのせいで、今まで以上に速く走れなかったりすることもあるそうだ。

だから、脳のブレーキを壊す、という方法は非常に有効だ。今まで以上によりよくなにかをしたいならば、常識というのは邪魔者でしかない。常識はいわゆる過去であり、過去をこねくり回しても未来は変わらない。過去に関係なく、今時点で何ができるか、というのを見据えるべきだろう。脳のブレーキを壊すには、自分の常識を壊す新しい考えに出会うことだ。たまにはいつも会う人でなく、好みも指向も違う人達とあったり、何かカンファレンスに参加してみたり、それこそ外国人と話したっていいだろう。外部から刺激を受け続けることで、自分の常識が如何にチープで、アホらしいことかということがわかるはずだ。

就業時間の8時間って、実際どれだけ集中できているのだろうか

フリーランスになって、働く時間は自由になり、何時から始めようが何時に終わろうが制限がなくなった。そうなってくると実際どれだけ働いているかわからなくなったので、最近は細かくログをつけるようにしているのだが、最初は愕然とした。8時間以上働いているつもりでも、無駄な時間を省くとその半分、4時間しか働いてなかったりしたのだ。これはいかん、と思ってなるべく無駄な時間を削減する努力をして大分時間効率は上がった。 ただ、その効率が悪い状態でも、サラリーマン時代と極端に差があったようには感じなかった。私はサラリーマンの時から、8時間はたらいているつもりでも、実際は4〜6時間しか働けてなかったのかもしれない。実際みんなはどうなんだろう。拘束時間8時間のうち、どれだけ仕事をきちんとこなせているものなんだろうか。もちろん、多少のオーバーヘッドは仕方ないが、仮に半分の4時間しか働けてなかったら、成果主義ならいいんだけど、給料に見合ってないというか、もはや就業時間なんてどうでもよくないか、と思ってきた。

人は感情の生き物であるということを、意識する

どれだけ正論をかざしても、無意味な時がある。それは、感情に逆らおうとするとき。不躾に正論をぶつけたとしても、相手は嫌な思いをするし、それだけでは考え方を変えてもらえることは難しい。所詮、人間は感情の生き物だ。理屈や利口さというのは、自分の感情を肯定するためにあるようなものだ。例えば、「ダイエットは明日から」というポピュラーな?言い訳があるが、その言葉よろしく、今日は天気が悪いから走らない、とか、今日は友だちと会う予定があるから外食するのは仕方ない、など、ダイエットをしたくない理由を探す。頭のなかでは痩せた方がいい、という正論は分かっていても、感情がそうさせてくれないのだ。むしろ、理性が感情を後押しする。

逆に言えば、感情を変えることができれば、人を動かすことができる。ダイエットの例でいうと、あなたは痩せるべきだ、と正論を振りかざすよりも、痩せることでどういうメリットがあるか感じてもらい、心から、「ダイエットしなきゃ」と思わせるようにならないといけない。極論だが、もし今すぐダイエットしなければ、糖尿病になり、入院を余儀なくされるレベルだと、すぐにでもダイエットをしたくなるだろう。人工的にそういう状況を作るためには、インセンティブを課したり、逆に罰を課したり、ということもできる。ただし、相手に全くその気がなければ、何をさせようとしても無理だ。キャズムの向こう側の人をどうこうはできない。

自身を変えたくても、感情自体は変える必要はない。感情を変えることができるほどに人間は器用にできていない。そんなことをしようとせずとも、視点を変え、視野を広げれば自然と感情が変わる。大体の人は刹那的生き方を好む。来年もらえる10万円より、今もらえる1万円の方をとりたくなるものなのだ。刹那的視野、視点だけでなく、他の見方もしてみる。そうすると感情も変わる。例えば、今の仕事がつらいとする。でも転職は面倒くさい。こういう状況で、刹那的な考え方をすれば転職が面倒くさいので、少しのつらさは我慢して現状維持しつづけようとする。しかし、長期的な視野で見ると、このつらさがずっと続くということは如何に無駄なことかと思えるだろう。実際にそう思えるようになったら行動にも起こせる。ほかの人に相談して、自分では見つけきれない視点を見つけてみてもいい。参考程度にしかならないが、気づきを得られることはあるだろう。

とにかく、どれだけ理屈をこねても、結局は感情次第なので、如何に自他共に感情に訴えることができるか、シンプルに考えたほうがいい。

自分を変えるにはまず自分を認知すること

何か変わったとしても、変わる前のことを知らなければどれだけ変わったかわからない。自分をより良い方に変えるにはまず、現状の自分を先に認識したほうがいい。英語を身につけたいなら先にTOEICかなにかで実力を知るべきだし、痩せたいなら日頃の体重測定は重要だ。私は、最近集中力が足りなく、時間も有効に使えてないので、時間の無駄を省くことを考えている。だとすれば、やはり、現在どういう風に無駄な時間を過ごしているか、というのを測定しなければなるまい。

そこで、五分ごとにその時私が何をしているかメモをすることにした。実はこのやり方の有効性は以前やっていたので証明されている(あくまで私は)。 f:id:murabito_RX:20160721064102p:plain

メモはExcelで作ってある。一番左の列には5分ごとの時間が書かれている。「項目」欄はプルダウンを設定しており、選択できる。ソレ以外は自由入力だ。これで5分単位でその時何をしていたかロギングできるので、画像の通りダラダラしていた時間を測定でき、無駄を排除できるようになる、という勘案だ。

それだけでなく、私はフリーランスで仕事をしているので、仕事の時間配分や時間がかかった箇所の抽出、などもできるようになる。 画像には載せてないが、サマリの出力もできるようにしており、1日を通して、何に時間をかけたか、などがわかる。これで無駄な時間がより炙り出せるし、自分の働いている実質的な時間も測定できる。これを貯めていってグラフ化すれば、更にビジュアルで改善されていくのがわかるようになる。人間は、何かをやるとき、物事が進んでいて、かつ、それを認識しなければモチベーションは続かない。実際に改善されていても、体感できないとやめてしまう。そのモチベーション芽を潰さないように、現在を推し量るというのはすごく大切なことなのだ。

また、この方法は5分を強く意識するようになり、それだけでも無駄時間削減に繋がりそうだ。