Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

なぜ恋人ができないのか

表題の件について、朝方まで友達と話をした。彼は恋人が欲しいが、恋人ができたことがないらしく、いわゆる素人童貞らしい。話を聞いてると、大体不戦敗をしている。不戦敗とはなにか、読んで字のごとく、まず戦ってすらいない(恋愛に"戦い"というワードはおかしいと思うが)。恋愛だけでなく、「やりたいことをやるにはどうするか」ということにも当てはめることができそうなので、友人には悪いがちょっと書きのこしておく。

なぜ恋人ができないのか(=やりたいことができないのか)

1. リスクを恐れている自己を認識していない。
ここでは、振られることがリスクだとする。童貞諸君は、振られることに対してかなり敏感だ。別にふられちゃってもいいじゃない、という発想にはいたらない。行為を寄せている人に振られたらそれで人生が終わりだと思っている。無意識に。それは言いすぎだとしても、少なくとも自分が否定されたと思い込んでひどく傷つくであろう。それも無意識に予想しているので、振られないよう(ミスしないよう)行動が慎重になりすぎて、結局何もしない、触らぬ神に祟りなし状態に陥っている。自分から声をかけることができなかったり、自分から連絡しなかったり、相手から連絡がきたとしても、それが途切れたらもう終わり。責任を相手のせいなど外的要因に押し付ける。これの大きな問題点は「無意識」だということだ。無意識に、自分は悪く無い、と思っているので改善しようがなく毎回毎回不戦敗である。だから、まず、「振られるのを恐れて何も行動できていない自分がいて、責任は自分にある」ということを認識する必要がある。

2. リスクを大きく捉えすぎている。
リスクを恐れて行動できていない自分を認識したうえで、次に、リスクがどれほどのものかを考える。リスクを恐れて行動ができないのであれば、逆にリスクが少なければ行動ができるようになるはずだ。前述のとおり童貞諸君は、振られたら自己否定されたのも同じでひどく傷つく、というリスクを恐れている。しかし、それは思い込みだ。そもそも相手に対する尊敬の念すらない。自分が相手を好きかどうかは自分の好みだということと同様、相手にだって自分を好き/嫌いになる権利はあるのだ。相手が自分のことを好きじゃないからといって、それはその人の考え方、指向次第であり、それをどうにかすることはできない。もし振られたとしても、確かに残念なことではあるが、相手の好みなのだから、それを尊重するべきだ。そう考えると、自己否定されたわけでもなんでもないし、ただ馬が合わなかっただけだ。もっというと経済的ダメージも、身体的ダメージもなにもない。むしろ自分の気持ちをきちんと伝えることにリスクなど存在しないのだ。同様に、リスクを恐すぎてやりたいことをやらない人は多い。死ぬほどリスキーなことはそれほどないので、安心して取り組むべきだ。

恋人を作るにはどうしたらいいか(=やりたいことをやるにはどうしたらいいか)

1. 間合いに入る、近づいていく
不戦敗しないように、まずは相手の間合いに入ろう。普通に声をかける、連絡してみる、なんでもいい。気楽に考える。とにかく、失敗してもいいから、近づいていく姿勢が大事だ。もちろん、一気に近づき過ぎると大抵うまくいかない。それで失敗したとしても、それはそれで学びだ。次からはちょっとペースを落としてみよう、とか改善していけばいい。仲良くなる、というリターンを得るために、話しかけるリスクくらいは背負ってもいいだろう。現状に言い訳してもどうしようもなく、じゃあどうやって目標に近づくか、を考える。

2. 重く捉えすぎない
前述のとおり、振られたからといって死ぬわけではない。それに、他にも女性はいる。そのうちいやでもあたらしい出会いがくる。だけど、その人に振られたら終わり、という謎の思い込みによって、重く捉えてしまう。それほど真剣に捉えすぎると、緊張してうまくいかない。同性の友達には気楽に話せるのに、異性には全然話せない、というのは緊張しすぎだ。別に、最初から恋愛感情もちださなくても、まずは友人になるために気軽に話したら良い。嫌われたとしても一生懸命やった結果ならどうしようもないことだ。

具体的なメソッド

これらを具体的に実行するには、なによりも余裕が大事だ。とりあえず一生懸命やるけど、失敗したっていいさ、うまくいったらラッキー、くらいの面持ち。それには、複数の女性と交友すればよい。人によっては倫理観的にNGがでそうだが、なにも誰とでもセックスをしろということではない。いろんな女性と友人になるくらいはいいだろう。友人にならなくても、気兼ねなく話をしてみる。そうすると、視野が広がる。女性はたくさんいるんだ、と。他の方法で余裕を持てていれば話は別だが、一人の異性を愚直に追うと、それこそその人と恋仲になれなかったら人生終了だし、深く傷つくと思う。そうするとリスクを恐すぎて全ての行動がぎこちなくなり、裏目にでやすくなる。そうならないためにも、視野は広く持つ。ダメだったら次がある、そう思うことでいつも余裕をもって行動ができるようになる。同じように、やりたいことがかなわなくても、ほかにやりたいことや手段はいくらでもあるので、楽しんで行動するべきだ。