Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

なぜ未婚や子供なし世帯が増えるのか

個人的には金のあるなしはあまり関係ない気がしてきている。というのも、金があろうがなかろうが、価値観の多様性がそうさせていると思うからだ。 (先に言っておくが、家族や子供を持つべきではありません、ということが言いたいわけではない。)

今日では、価値観がかなり多様化しているのは紛れもない事実だろう。趣味レベルでも一昔前とは大分違ってきていると思う。例えば男なら、スポーツなら野球、娯楽は酒やパチンコやタバコというような感じだろうか。今ではそれらを画一的に男性が親しんでいるわけではない。

それと同じ理由で「家族が一番大事」「子供が好き(もしくは居て当たり前)」という概念も薄れつついくのを感じる。 まず、当の本人である自分だが、家族や子供は居てもいいと思いはする判明、そこでつかう時間を他に充てたいとも思ってしまうのも事実だ。例えば、自分はプログラマーなのでその技術の研鑽に時間を使いたかったり、あるいはビジネスに充てたかったり。余暇ではテニスに楽しんだり、そういう風に時間を使っていると、時間は使い切っていて子供が居たとしたら、どの時間を削るべきか、あまり削りたくないなぁと率直に思ったりする。

私は今の所経済的にそこまで不自由していないが、どれだけ経済的に自由でも、時間という概念は皆等しく1日24時間しかないので、価値観が多様化した現代では、家族や子供以外に時間を使いたいと思う人が増えてきてもおかしくないと思う。 みんなそれっぽい「お金がないから」という大義名分を理由としているが、実は、子供や家族にリソースを使うと他のことができなくなるから、というのが理由だったりしないだろうか。本当に「かなり子供がほしいが経済的に難しいから仕方なく諦める」という割合がどのくらいいるのか個人的に知りたい。

本当に家族や子供がほしければ、多少貧しくてもなんとかやっていける社会基盤は日本にはあると思う。価値観が多様化し家族や子供が当たり前ではなく、それよりもプライオリティが高いことをもつ個人が増えてしまっているのが少子化につながっている気がする。だからどれだけ政府が経済的な面だけを支援しようが、焼け石に水な気もしている。

逆に言えば、子供をもつハードルが下がれば解決するのではないか。1日に2時間程度子供見れば済むとか、そういうレベル。その時間の短さの実現は不可能そうだが、そのくらいの気軽さが求められている気がする。昔に比べて、子供に対して過保護になってきている(個人的感覚)のも、ハードルを上げてしまっている要因ではなかろうか。