Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

原因は結構遠いところにある

趣味でテニスをしているが、うまくボールが打てない時がある。そういうときはまずラケットの振り方を怪しむが、まぁちゃんと打ててないのだから当然振り方自体はよくない。だが、だからといってどう振り方を直すかというのを考えてもずっと改善できない。なぜなら、ラケットを振ってボールを打つという動作は、腕だけでなく実際は体全体を使っているからだ。つまり、腕の振りだけを見直してもだめで、身体の動作の流れ全体を考えなければいけないのである。私の場合、ボールが打てないときは、脚を曲げてないのが大抵の原因だ。しっかり重心を落とさないと身体の芯がぶれラケットを思うように振れないのである。もっというとポジショニングが悪い場合もある。ボールを打つ位置に入るのが遅いので、打つ準備が間に合わないのだ。更に、睡眠不足や体調不良というのも原因になりうる。体調が万全じゃないからポジショニングが間に合わない場合も考えられるのだ。
このように、「ラケットを振れてない」というのは直接的に腕の振り方の問題ではなく、その何歩も前の所作が影響しており、ラケットをうまく振ろうと腕の動作だけに着目していてはいつまでたっても改善しない。足腰を鍛えることで改善される、という直感的でない方法が解決策になりうるのだ。
この現象はスポーツだけに限らない。生活や仕事でうまくいかないときも、実はもっと遠く、意外なところに原因はある。例えば仕事が捗らない原因は、その人の能力ではなく、家庭がうまくいってなくて集中力が欠如してしまっている、ということもあり得るだろう。うまくいかなく必死になっているときほどそういうことは見抜けにくい。まずは自分自身を俯瞰的にみる余裕が必要になってくるので、しっかり身体を休めたり、遊んでリフレッシュしてうまくいかないことから一旦距離を置くことで、思わぬタイミングで気づきを得られることもあるだろう。