Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

辛く生きない

日本での自殺率は諸外国と比べてもトップクラスで、1日あたり100人ほどが自殺していることになるらしい。自殺するほどでなくとも、学校つらい、会社つらい、そして、家庭もつらい、という話をよく見かける。

そのつらさはどこからくるか

なにがつらいかというと、状況に納得していなかったり、納得して行動できていなかったり、自分の意思とは反することを強いられていることだと思う。やりたくないことをさせられたり、なりたくない状況におかされたりしているはずだ。例えば学校ではいじめが挙げられる。いじめは人権を踏みにじるような行為なのでいやなのはもちろんそうだろう。問題は、長い間その状況に居続けなければいけないということだ。学校でいじめられたら卒業までの数年間、苦しみながら通い続けなければいけない。 社会にでれば、色んな人間関係に悩まされることもあるだろう。上司や同僚、取引先やクライアント、数多くの人が関わるのが当然であるため、その中でどうしても馬の合わない人がでてきたり、行きたくもない飲み会に行ったり、接待したり、「やりたくないことをやる」という状況はものすごくツラさがある。

苦痛からにげない、楽しもうとしないメンタリティ

不思議なのは、その状況を脱することをしないどころか、思いつきもしない点だ。学校でいじめられて、解決できそうもなければ学校はいかなくてもよい。転校するのも手だし、登校拒否をしたっていい。会社だってつらいんだったら辞めていい。その発想がまずない。こんなことを言うと、そういうものだから、とか生活が成り立たなくなるから、とか言われるが、極端な話、鬱になって死ぬよりは遥かにマシだろう。人生を豊かにするために学校いったり働いたりしているのに、それに殺されては元も子もない。

現状維持が実は一番楽

私も何も考えなしに学校辞めたり、退職するべきではないと思う。学校はいかなくても通信制度な学校や、大検という制度もあるし、学歴に頼らずスキルを磨くのも手だ。バイトから生え抜きで正社員になるのもいい。仕事をやめるときも同様で、本気で職を探せば絶対に何かしら見つかる。見つからないのであればそれは高望みしているのであって、低い待遇に甘んじなければいけないだろう。だが、納得できないなら、その間にスキルを磨くなど自己研鑽してキャリアアップを考えればいいのだ。 だが、なぜ皆そうしないのかといえば、上記のような行動は「大変そう」に見えるからなのである。現状に納得しないが、とりあえず愚痴をこぼしたり、他人や環境のせいにしたり、最も悪い考えが「そういうものだから」といって思考停止することである。いじめられても、「学校は毎日行くものだ」という謎の刷り込み&思考停止に苛まれて、自殺した人がどれだけいるのだろうか。しかし、人は兎角、思考停止をしたがるのである。生物は無駄なパワーを使わないために、本能的にそうなっているのだと思うが、思考することを面倒がって今の苦痛を受け入れてしまうことが多い。少し先をみれば状況を打破したほうが絶対にいいのだが、刹那的な考えをしてしまえば現状維持が楽だと脳みそが判断してしまうのだ。

どうにかなるさ

無責任な言い方かもしれないが、最終的にはどうにかなる。ただし、それ相応の熟慮、行動が必須だ。世界には何百カ国の国があり、何十億もの人がいる。その中でどこでも生きていけない、ということはありえないのだ。居場所は見つけようと思えばどこにでもある。ただし、視野が狭いと学校や職場が全てだと勘違いしてしまうのだ。勇気をだすとかそういう以前の問題で、事実として世界は広い。そして、生き方も多様でいい。仕事するのが本当に嫌いなら、山にこもって自給自足の生活でもいいと思う(日本においては労働の義務があるのが難点だが、時代錯誤であると思う)。そしてそれが嫌なら、もちろんある程度稼ぐようにするべきだ。ただし、つらくては意味がない。鬱になりそうなほど、強烈に「つらいな」と思う行動はその人にとって明らかに間違った行動だ。常識や世間にとらわれているだけにすぎない。他人や常識がどうあれ、自分がいかに、納得して気持ちよく生きるにはどうしたらいいか、日頃から自分のことを知る必要がある。難しい話は抜きにしても、どうしたって死ぬよりは遥かにマシだ。