Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

達人を目指すなら非効率にいく

いや、本来は、効率的なほどいいと思うんですけど。私みたいな凡人にとって、何かで秀でようとして効率的よくやろうとすると、「どうせ才能なんてないのだから、そもそも他のことやったほうが効率的では」という考えにいたる。効率的にやりたいなら、そもそもやらないほうが効率的。どうせ僕より優秀な人はたくさんいるので、その人に任せたほうがいい、ということになる。
例えば、趣味でテニスをやっているが、そりゃプロにはなれない。でもうまくはなりたいから練習する。自分の出来る限りでうまくなりたい。効率は良くない。テニスに割ける時間も金も限られてるので、スクールには通ったりしないし。だけど、壁打ちやサーブの練習くらいはできる。うまくなりたいという割にしょぼいけど、そんなもんでいいんじゃないかな。やらないよりは前に進むし、うまくなるし。実際、非効率だとは思うが、少しずつうまくなっていることを実感する。すぐに効果がでるわけではないので分かりづらかったが、例えば打ち合いで安定するようになってきたり。その事実が、まだまだ苦手な部分はあるけど、地道にやっていればなんとか克服できるだろう、という気にさせてくれる。
仕事でのプログラミングも同じで、達人を目指したい。魔法使いになりたいけど、才能は感じられない。ごくごく普通くらいだと思う。だから、周りの達人なプログラマーと比べたりすると凹んだりもするし、本当にこれが向いているのかと悩むこともあるけど、結局好きでやっている部分もあるから、もうやり続ければいいんじゃないかなと思う。プログラミングなんてものはできれば楽しいし、できなければ楽しくないけど。それはあらゆることに言えるはず。少しずつできることを増やしていって、楽しみを増やしていって、それの繰り返し。目先の効率化に縛られるのではなくて、楽しくやって、気づいたらそれなりにコードが書けるようになっているといいなと思う。