違和感を察知して、原因を調べて、排除する
もやもやしたり、なぜかテンションが上がらなかったり、生産性が悪かったり、ということがたまにある。こういうのは自身が何かに対して「違和感」を覚えており、納得していないので今の物事に気持よく集中できない、という現象が起こっている、と認識している。納得は全てに優先する、とジャイロ・ツェペリさんも言っているように、なにかこう納得できないことがあると、なかなか前に進めないものではないだろうか。
だから、そういう違和感を察知したときは、きちんと納得できるように、早急に原因を知り、排除したほうがいいと思う。
原因をしらべる
原因はいろいろ考えられる。例えば、仕事へのモチベーションが低い時。なぜ低いのか、考えられる理由(納得していない部分)はいくつかあげられる。
- 直接的に考えられる要因 (「仕事」自体に要因があるケース)
- 給料が低い
- 仕事内容が楽しくない、好きではない
- 職場の人間関係がよくない
- 間接的に考えられる要因(意外なところに要因があるケース)
- プライベートがうまくいってない
- 健康状態がよくない(納得感関係ないけど)
直接的な事以外にも原因があったり、複数問題があったりするので、視野は広く持ったほうがいい。原因を追求していくには「なぜなぜ分析」的な考え方がいいと思う。
なぜなぜ分析をトヨタ生産方式に基づいて説明する「5なぜの法則」
だけど、そこまでやり方にこだわらなくてもいい。ただ、単純に素直になぜを4,5回くらい繰り返せば大体わかってくる。
- 最近モチベーションがあがらない ↓なぜか
- 今朝上司に怒られて凹んでいる ↓なぜか
- 同じミスをしてしまったから ↓なぜか
- 責任感が希薄だったかな。確認も甘かったかも。
- 次から同僚にダブルチェックをお願いしよう(コレは解決策)
実際はもうちょっと原因は入り組んでいたりするけど、一つ一つミクロに捉えれば単純なことの積み重ね。
原因を排除する(納得感を得る)
原因を排除して納得感を得るにはどうしたらいいか。一番の指標は、自分ができる範囲でのコントロールをすること。
例えば、給料が低いことに納得していない場合、給料あがらないかなとぼんやり思っていても実際には何も変わらないのでNG.その他、働かなくても金が入ればいいのに、など、自分の力じゃ叶わないことは除外する。だからここでできるのは、給料を上げるためにどう行動するか。方法としては、
- 査定を良くするために業績をあげる
- 給与交渉する
- 転職する
などが考えられる。個人的には、この中でも確実性が高いものを選ぶべきだと思う。たとえば1に関しては、自分の業績が上がったとしてもそれがリニアに反映されることが保証されない場合(インセンティブがあまりない場合)は、給与交渉か転職の方が確実なので、それも視野にいれていく。
なるべく自分が納得できるような行動を心がける。
自分の理想どおりに物事を運ばせるには、当然ながらかなりの労力が要る。例えば、転職しようにもスキルアップしなきゃいけなかったり、就職活動をしたり手間と時間がかかる。だから、そこは自分の取捨選択。天秤にかけて、「給料はもっとあげたいのは確かだけど、それよりも転職が面倒だから今のままでいいか」と考え納得するのも一つの手。誰のせいでもなく、自分の選択に依る。
あくまで、納得感は自分のコントロールできる範囲で覚えるようにする。例えば天気でいうと、雨が降ったら海水浴にいけなくなるのと同様、そこは諦めるしかない。そこに文句を垂れているようでは子供と変わらない気がする。雨が降った場合は別の予定たてて楽しんだり、勉強に充てたりするなど、自分のできる範囲で充実させればそれはそれで楽しいし、納得できる。
常に納得して仕事やプライベートに励むとすごく楽しい。逆にできてないとすごく捗らない。