Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

アンドロイドは残業の果てに何を見るか

デスマなう。

あるPaasを使ってのサービス構築だが、初めてのことなので慣れずに現場は混乱している。要員は3つある。

  1. そのPaasでのシステム構築が初めてで、ベストプラクティスがわからない
  2. お客様の業務の仕組みが複雑
  3. PaasのカスタマイズはJavaScriptで行うが、JavaScriptでの開発経験が少ない

1と2は本当にしょうがなくて、それ固有の問題はあまり覚える気がないというか、そのルールに則ってこなすしかない。ただ、3に関してはプログラマとしての力量、精神力みたいなものが問われる。

JavaScriptの初心者、というわけではないがある程度の規模では初めて扱う。JavaScriptの言語仕様上の問題としては、名前汚染への対応だったり、可読性・保守性の担保だったり、ブラウザー上動作するクライアントサイドな開発なのでパフォーマンスの問題だったり、それらをクリアするための適切なライブラリを選定する必要があったり、様々だ。しかし、JavaScriptというのはスクリプティング言語の中でもさらに柔軟に書けるので、往々にしてソースが汚くなりがちである。

しかも造詣の深いプログラマがいない場合は、名前空間は汚染され、可読性や保守性は下がり、そのコードに絶望し、自分だけの努力する行為は虚しく感じられ、同じく糞コードを作りがちである。精神力が問われる、というのは、その状況に流されず、自ら学びながらベストプラクティスを模索しながら開発し続けしかも、周りにそれを伝播させる気力を保ち続けるということを指す。さもなくば、数カ月後か数週間後か、あるいは数日後に自分らが創りだした技術的負債と付き合い続けなければいけなくなる。

しかしながら、前述した要因とタイトな納期のおかげで学びながら開発し続けるのは本当に難しい。すぐに妥協しそうになる。なので、技術的負債云々を気にする、という後ろ向きな理由よりは、好奇心・探究心を忘れず開発を続けていきたいと思う。