Think Village

日々思ったこと、気づいたことを推敲もなしに気ままに書き綴っています。

なぜか乖離しつづける経営と現場

僕は会社に属している。社長やその他の経営層ではない。大抵の人は皆、被雇用者だ。そのような立場の人は、会社にどれだけ問題提議をできているだろうか。

 

会社とは、第一に利益を上げることに目的がある。儲かるために。その副産物として、雇用を生んだり、世のために素晴らしいプロダクトを出し、結果的にみんな幸せになるよね、ということだ。もちろん所属している社員も幸せになる。売上が上がれば給料も上がり、幸福度は確実に増す。

 

会社に属している被雇用者の目的はなんだろう。実は、社長や経営層と同じなのだ。

それは、”幸せに生きたい”ということ。幸せに生きるには、現実的な側面として経済力が豊かであることは必須といっても過言ではない。だから、利益を上げる。そしてその上に、社会や誰かのために役立ちたいという、自己実現欲求が存在する。自己実現ができれば、自己満足ができる。金だけでなく、その方面にも幸せになる。

 

労働者はなぜか、その事実に気づかない。目先の苦労や楽に囚われ、やりたくない仕事をやらされてるんだと、自ら経営者層との壁を作り、距離をおいている。社内に敵を作ったりもする。

 

そうじゃない。会社は同じ目的を持つもの同士の集まりであり、同じ価値観をもった(少なくとも目的に対しては)人たちの集団であるべきだ。一丸となって、幸せに向かう人たちの集合体であるべきだ。先に述べたとおり、生きている以上は、人間は幸せを求めている。ということは、幸せに向かって最短の手段を講じるべきだ。

 

だからこそ、僕は社長であろうが経営層であろうが、上司であろうが、間違っていることやこうしたほうがいいという事柄があれば、問題提議をし続ける。幸せに向かうために。自分の置かれた環境に文句を言う前に、じゃあどうするのか、こうしたらもっとよこうなる、ということをどんどん意見するべきだ。集団心理に負けてはいけない。

 

だって、お互いに幸せを目指して、集まっているから。それが会社だ。経営層と現場、役割が違うだけで、同じ目的を持つもの同士の集まりだと、再認識しよう。